第一子(長男)の誕生

長男誕生.測定装置に載せられているところ.
長男誕生.測定装置に載せられているところ.

体重は2562gと小さかったものの,生まれてすぐ,「大きい手と足だねぇ.この子は大きくなるよ.」と医師に言われた.さらに,身体測定をしてくれた助産婦さんは,「うわっ!大きい頭.」と激しく驚いていた.

分娩室に向かうまで待機していた部屋.
分娩室に向かうまで待機していた部屋.

出産前,男にできるのは,さすってやることぐらい.全く役に立たない.

2003年7月13日(日)午前3時9分に第一子(長男)が誕生しました.とても感動的な出来事でした.

今回お世話になった病院は,出産は家族で一緒に取り組む大切なイベントであるというコンセプトを持っていて,原則として夫は出産に立ち会うことになっています.私の場合も例外ではなく,病院に行く時からずっと一緒で,へその緒を切るという役目も無事にこなしました.当然初めての経験で,右も左もわからない状態であるため,助産婦さんの指示に頭を空っぽにして従うだけでした.それでも,出産現場ではかなり自由に行動させてもらえたので,デジタルカメラとデジタルビデオカメラ(このために購入した)を携えて,無闇矢鱈と撮影しまくりました.

ちなみに,「へその緒を切る」というのは,彼女の希望です.すべての父親がへその緒を切るわけではありません.この病院では,出産前に,どのようなお産をしたいかという希望を書いて提出することになっています.そうすると,できるだけ希望を叶えるようにと精一杯の配慮をしてもらえます.我が家の場合は,彼女が希望を書いて提出したのですが,事前に「へその緒を切ってね」と何度も念を押されました.へその緒を切ることそのものには抵抗はありませんでしたが,血を見るのが大嫌いなため,私からの要望は「血は見たくない」にしました.

そのような我が儘な要望にも,助産婦さんがきちんと対応してくれました.妻が提出した要望書を見ながら,「はは〜ん.旦那さんは血を見るのが嫌いなのね.それなら,こちらにいてね.ここなら血は見えないから.」みたいな感じでした.

結果的には素晴らしい安産で,あっさりと子供が生まれてきたのですが,途中でハプニングがありました.母親の呼吸が浅く,胎児に十分な酸素が供給されなかったため,胎児の心拍が異常に低下してしまったのです.一瞬凍り付きましたが,酸素マスクを付けて深呼吸すると,心拍は一気に回復しました.「おぉー,凄い」と素直に感心してしまいました.

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