1歳10ヶ月ぐらいになり,我が家の長男が突然,ままごとに目覚めました.プラスティック製の器にレゴブロックをいくつか入れて,自分で食べる振りをしたり,「パピー,たべて.どうぞ.」などと言って差し出すようになりました.そんな様子を見て,「長男へのプレゼント(我が家での実績)」の「ままごとセット(Klein/クライン,ドイツ),カットベジタブル」で書いた通り,子供にままごとセットとカットベジタブルをプレゼントしました.
私が家にいるときなどは一緒に遊ぼうと言うのですが,昼間は,ままごとセットとカットベジタブルを使って1人で遊んでいることも多いようです.もちろん,他のおもちゃで遊んだりもします.そんなとき,実は孤独に遊んでいるのではなく,ぬいぐるみとままごと遊びをしています.我が家にいるぬいぐるみは,大きなクマのプーさん(ディズニーランドで購入したもので,子供と同じぐらいの大きさ),小さなクマのプーさん(抽選で当たった),スヌーピー(妻が子供の頃に買ってもらったもの),小さなクマ(米国オハイオ州の200周年記念仕様)ですが,これらのぬいぐるみを並べて,料理したものを皿に入れて,スプーンやフォークで食べさせているのです.
本物の食事をするときも,親が座っている椅子に,大きなプーさんを座らせてやろうとします.ままごと以外でも,ぬいぐるみと一緒に生活しています.例えば,ぬいぐるみを布団に寝かしつけたりします.そんなとき,きちんとタオルやシーツをかけてやっています.外出するときも,「プーさんも」と言って,一緒に持って行くことがあります.
なんとも愛らしい光景ですが,そんな長男を見て,「好きッ!絵本とおもちゃの日々」や「おもちゃの王様―世界中で愛され続ける定番ベストガイド」の著者である相沢氏が,「女の子でも男の子でも,情操教育に人形は必要」というようなことを書いておられたのを思い出しました.
ぬいぐるみと遊ぶ長男を見ていて,確かにそうなんだろうなと納得しています.男の子に人形を買い与えるのは何となく抵抗があったのですが,ぬいぐるみは以前から自宅にいたため,長男は自然にぬいぐるみで遊び始めました.しかし,もし,ぬいぐるみが家になかったとしたら,どうなっていただろうかと考えたりします.ままごとを1人でしただろうかとか,1人だけのままごとで思いやりとかいう感情が育まれるだろうかとか.
人形を買い与える予定はないのですが,「ぬいぐるみがあって良かった」というのが正直な思いです.