他の子供と物の取り合いをして相手を叩く.母親が止めに入ると「キー」と叫び,泣きわめく.そして,「アメちょうだい」とねだって言うことを聞かない.その繰り返し.アメが大好きで,ご飯をほとんど食べない状態だった.
ところが,アメをやめたところ,表情や行動が落ち着いてきた.
自分では食べずに,母親に食べさせてもらう.新しい場所に行くことを恐がり,他の子供と一緒に遊ぼうとしない.無理に遊ばせようとすると,大声で泣いて暴れる.そんな消極的な男の子に対して,母親は普通のお菓子は買い与えていなかったが,高級なケーキやアイスクリームならまだ体にも良いだろうと,それらを与えていた.
甘い物をすべてやめて,おやつには,とうもろこしや芋などを与えるようにしたところ,積極的に友達と外で遊ぶようになった.
ご飯のときはジュース.おやつはチョコレートやアメ.ご飯は食べず,食べたとしても野菜は食べない.保育園でも給食を全く食べない.大人しくて無口なその女の子は,落ち着きがない.
甘い物をやめたところ,ご飯をしっかり食べるようになり,積極的になった.
砂糖を取ると現れる症状として,「イライラ,情緒不安定,疲れ,不安,暴力的,飽きやすい,集中力がない,肥満,ご飯や野菜を食べない,便秘,頭痛」などがある.
上述の例のような症状は,幼い子供だけでなく,学校に通う子供にも現れる.砂糖は厳に控えるべきである.
じょうぶな子どもをつくる基本食 著者: 幕内秀夫 ご飯を主食とする,日本の伝統的な食生活の大切さをわかりやすく解説しています.パンを主食とする欧米型食生活が日本人に適さない理由,砂糖の危険性,アトピー性皮膚炎やアレルギー,便秘,乳ガンなどを改善したり,予防したりするための食生活などについても書かれていて,特に子育て中の親には是非読んで欲しい本です. 食育関連の本には,ややヒステリックな感じで書かれていたりするものもありますが,この本の表現は柔らかで,嫌みがなく,とても読みやすいと思います. |
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